〜幼な妻の素敵な終末〜

第1回 小悪魔な「幼な妻」との再会


あら、みなさま。ご機嫌麗しゅうございます。
栄光あるロングブーツ優等人類帝國の、気高き血を受け継ぎし娘、理佐でございます。
こちらの世界は本当に久しぶりで…なんだか戸惑っておりますの♪
なんだか相変わらず、無秩序で、醜くて、薄汚くて、下品で、卑しい所ですね♪

ううん…あちらも、最近は住みにくくなりましたの♪
あちこちで地震とか火山の噴火とか起きてるらしいし、もの凄い雷とともに大きな雹が降ってくるし、彗星が現れるかと思えば、それどころか奥地では星自体が堕ちてきたって話しだし、夜空に毎日金色のオーロラは出るし…なんだか昔の予言に出てくる「終末の日」みたい♪
そうそう。街は城塞に守られているんだけど、その外側は、劣等で薄汚い人たちが増えちゃって増えちゃって…少し「お掃除」しちゃった方がいいんじゃないかなあ。

…そこの「引いている」キミ。 一見さん? 
だから、そういう人は来ちゃダメって言ったのに♪ 早くお帰りなさいね♪

そうそう。あれから私、結婚しました!
今は誇り高き帝國駒銃兵隊隊長の妻です…まだ15歳の「幼な妻」って所かな?(*1)
殿方は相変わらず、政治と軍事とにばっかり夢中で♪ 私の夫も、今度の南方の蛮族討伐の準備と、次の王位を巡る問題に夢中で、毎晩お仲間の将校さまたちとお酒を飲みながら喋ってばかり…昨夜もお邸で将校さまたちの会議があって、健気にご主人様のためにおもてなし…最後にはもう酔っ払って…私のカラダを押し倒して…
え? そのあと? そのまま…寝ちゃったわ♪ もう…ぷんぷん。
帝國は絶対的な男性支配社会だから仕方ないけど、女は何をしろかにをしろと威張ってばかり。
私たち帝國の女って、こう見えてけっこう大変なんですよぉ♪

せっかく一人に一人づつ、すぐ側に、こんなに愛らしくて従順な妻がいるのに♪ 
何世代もの長い年月をかけた遺伝交配とかいう方法で、帝國の男たち好みの顔とカラダのスタイルを創り上げられ、男たち好みの作法や振る舞いを叩き込まれ、コルセットで締め上げたカラダに、男たち好みの下着を身に着けてガーターベルトで吊ったストッキングをはき、男たち好みの可愛いレースとフリルがたっぷりとあしらわれた純真そうなドレスを身に着け…
そして…男たちの欲情をそそる、ピカピカに光り輝くロングブーツを履き、手袋をはめ、従順の証であるような首輪のようなチョーカー…それで、美しくも慎み深い、帝國女性の完成。
ランジェリィ、ドレス、手袋、ブーツ、アクセサリィ…これらの私たちの着ているファッションは、みんなみんな、男たちが、男たちの考える理想の女性を現実にし、男たちの欲望を満足させる為にに、男たちが造り上げた、女の装身具なの♪
…「なんと羨ましい」と…? 
…こちらの世界では、そんなに男の方たちが虐待されているのですか???

赤やピンクや花柄や…可愛いお服は色々あるけれど…。そうそう。今着ている純白のドレスが、いちおう帝國女性の「正装」になる訳で…夫を戦地や決闘に送り出すときも、みんな、これを着るのですよ…ふふ♪

それなのに、最近は男の人たち、妻を蔑ろにして、政治と戦争の話に夢中…
それにしても男の人って、戦争と決闘が本当にお好きなのね。…そんなに早く死にたいのかしら♪
男の誇りを賭けて死ぬのもいいけど、もう二度と快楽も味わえませんことよぉ♪

そうなったら…お友だちと、未亡人同士で仲良く暮らそうっと♪
さっさと主人の葬式を済ませたら、あとはもう、うるさい奴はいない…
香り高いお茶と、甘いお菓子。 女同士の陽気なお喋りは、いつ果てるとも無く続くの♪
あ、そうか。 お友だちのご主人も亡き者にしないと…うちの主人との決闘でも差し向けちゃおうかな…
そうだ♪ その前に、主人の死体の前で、お茶会をしちゃおうかな?
主人から解放された、私の幸せぶりを、目の前で見せつけちゃうの♪ 悔しいだろうな♪
ふふふ♪ 楽しみ、楽しみ…
あれ…? ちょっと本心出ちゃったかな?

あれ? ひょっとして…私のこと、怖がってますか?
ふふふ♪ あなた、怖がり屋さん? あなた、弱虫?
あ。 私の國の女って、みんなこんなものですよ♪ 私だけじゃなくって、みんな…エヘヘ♪
さて…せっかくこちらの世界に復活しましたから、これから企画を考えないとね…
取り敢えずは、私の勝手気ままなお喋りのコーナー?
昔お付き合いしていた方はいいけれど…ついて来れるかなあ? 

甘い甘いロリィタ衣装に、誘惑するように黒光りする手袋にブーツの…小悪魔再臨?
「小悪魔」で済むのでしょうかねえ♪







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