このサイトを「黒背景」一色に覆い尽くす為に、
「黒背景メニュー」管理者の「黒理佐」が、廉価型タイムマシンで連れてきた、
今は滅んだ恐怖の「ロングブーツ優等人類帝國」の、バリバリ帝國娘。「江利華」…

その残虐非道さと差別主義、徹底した愛国・軍国思想、オカルトな退廃的破滅志向は、
管理人である黒理佐でさえ、抑えきれないほど絶大な力を誇る…
「これは…とんでもないことになってしまった…」
たまらず表画面の管理人、川辺に泣きついた黒理佐だったが…

これまで様々な奇人変人な世界に揉まれてきた川辺にとってみても、
江利華の終末的とも言えるパワーには押され気味…
「す…すごい…。これが井出のチカラかあ…」と、テレ東某名作アニメの真似で、お茶を濁すのが精一杯。
江利華は、黒背景世界だけではなく、この世界全体を闇に包む事を目論んでいる…

手始めに、この国を「ロングブーツ優等人類思想」に基づく超国粋的軍事大国に変貌させ、
国民を帝國の虜にし、帝國の名誉と栄光の為に、喜んで命を捨てて戦う人間を大量に生み出し、
川辺を総統、黒理佐を副総統に就かせ、それを使って、世界征服を企んでいるのだ…
いや…征服するのならまだいい…
彼女の目はもっと違う。別の何かを見つめているかのようだ…

江利華は、その世界最終戦争構想を、まるでピクニックへ行く相談をするかのように、
明るく、ツンデレな甘え声で、語り始めた…

あら…こんにちわ…エリカよ。　
こっちの世界の名前は「江利華」っていうのよ。
今回、このサイトがあまりに軟弱かつ庶民化して、しかも田舎くさい…とお嘆きの皆さまの声にお応えして、私が「黒背景ページ」の総監修をする事になったの。
感謝してよね♪　この江利華さまが、ロングブーツを履く事の素晴らしさ、気高さ、優越性を、叩き込んで差し上げますわぁ♪

まずは理佐王女様には、誇り高き我が「ロングブーツ優等人類帝國」の正統な後継者として相応しい気品と知性と好戦性を持って、政権獲得に勤しんで頂きます♪

この国…「ジパング」というらしいですね…この国を「ロングブーツ優等人類帝國」建国の礎としましょう♪　この国は幸い単一民族国家のようですから、彼らにロングブーツを着用させる事により、「優等人類」としての意識を植え付ける事により、他民族との差別化をはかります。愛国教育を徹底させ、全体主義化の下で経済を発展させ、まずは國民生活のレベルを更に向上させ、我が国家に対する信頼感と忠誠心を昂揚させます。同時に、自らを「世界を支配する優等人類」と自負させる自信と意識を國民に定着させます。それには、高品質のロングブーツに、洗練れたデザインの制服を各機関・学校・団体ごとに作成し着用させるのが一番です♪

特に軍・警察などの安全保障機関や、少年・少女によって組織される学校や親睦団体には、着用するだけで優越感が溢れるような制服が好ましいのです。究極を申し上げれば、「この制服を着て、この手袋とブーツを着用したまま、我が民族と国家の為に戦死したい」と、やや破滅志向的な陶酔を帯びるくらいのものが好ましいのです♪　彼ら、彼女らは、きっと理佐王女様の登場を歓喜の涙で迎え、理佐王女様の世界征服の野望の為に、喜んで命を投げ出す事でしょう♪

その際に肝心な事は、必ず國家を富ませながら、國民生活を豊かにさせながら進む事です。その財源は、劣等人類どもから搾取すれば良いだけの事♪　瀟洒な生活と國民としての誇りという物心両面の満足感を与え、且つ、他民族は「意地汚くて狡賢い、我国の繁栄を妬むだけの不潔な劣等人類」というプロパガンダを徹底させれば、國家への忠誠心は飛躍的に向上するでしょう♪

この美しい制服にブーツ姿の美少年・美少女をプロパガンダとして使うのも有用。彼らに武装させて、劣等人類と戦わせる。勿論勝てばよし。敗戦した場合も、「我が優等人類の未来ある少年・小たちが、憎き劣等人類どもに殺された」という、國民の戦闘意識を沸々と沸き立たせる宣伝材料に使えます♪　一石二鳥という所ですね☆

さて…理佐王女様…。
その為にはくだらない駄洒落や庶民的言動、下品かつローカルな話題のブログの作成などを謹んで頂きます。
代わって、まずはロングブーツにお嬢様ファッションの写真に、表向きは単なる性的サディスティックさを前面に押し出し、内容的には好戦的なエリート候補の國民の戦意を昂揚させ、且つ、劣等民族候補の人間たちに、隷属する事への諦め、更には隷属する事への快感を目覚めさせるのがよいかと思います♪

当座の邪魔者は…まずは「小理佐」ですね…彼女のホワホワ平和主義と、ミヤギ県のルーラルなのんびり気質は、「ロングブーツ優等人類帝國」再建にとって、正反対のベクトルですから…いい案が御座います♪　理佐様が政権を取り次第、ミヤギ県ごとカナダあたりの平和国家サマにでも割譲してやりましょう♪　ついでに、理佐王女様ご所有の「ふぃぎゅあ」とかいう低俗な人形も、全部割譲時にくれてやりましょう♪

そして帝都は、トウキョウワンにロングブーツ型の人工島を建設。直轄のエリート階層を住まわせ、武装親衛隊の精鋭部隊を配置し、またロングブーツ型の２００階建ての超高層ビルを２棟建設し、そこに理佐王女様の「総統府」を建設、そこから理佐王女様には、世界征服の指揮を執って頂きます…。

ああ、この江利華、やる気になってきちゃったぁ♪
蘇る我がロングブーツ優等人類帝國に、栄光あれ！！！！！！
ジーク・ハイル・リサ！

川辺　「おい…黒理佐」
黒理佐「…何？」
川辺　「即刻、あの破滅型極右軍国娘を、安物タイムマシンで元の場所に捨ててこい！」
黒理佐「安物じゃない！　『普及型』タイムマシンだ！」
川辺　「同じだ！　ともかく、あんな娘を置いておくと、暴発してこっちの身まであぶなくなりそうだぞ…
　　　　どっかのお国の核実験なんかより数千倍危険だ」
黒理佐「いやあ…『普及型』は使い捨てだから…一往復したら、もう終わりなんだよね…♪」
川辺　「どうせ使い捨てなら、片道だけで終わりになればよかったのに」
黒理佐「…それじゃあ、あたしがこっちに戻ってこられないじゃない！！！！！！！
　　　　それに…あの娘に何かしようとしても、目に見えない強力なパワーに遮られて…」
川辺　「それは私も感じた…少なくともこの地球には、あんなパワーは存在しない…」
黒理佐「だから、元の世界に戻そうにも…」


川辺　「どうするんだよ…このままじゃ、日本は世界から孤立…独裁主義の下、世界最終戦争の主役だぞ」
黒理佐「大丈夫よ。（ニヤリ）彼女の世界征服最終戦争論には、基本的な矛盾…ムリがあるわ…」
川辺　「なんと…それはどういう点で…？」
黒理佐「政権奪取よ……まずはじめは、ビアホールで飲んだ後、一揆やって捕まるのが常道でしょ♪」
川辺　「…黒ちゃん♪　ちょっとこっちにおいで♪」
黒理佐「何よぉ…ぎえ〜！！　女の子に本気でチキンウィングフェイスロックかけないでよー！！！！」
川辺　「…世界平和のためにも、まずは『ガラクタタイムマシン』を作るんだ…わかったな…！！！！！」
黒理佐「わかった…作るから…離しなさい…ふう…でも、そもそもはサイトをマジメにやらないあなたも悪いのよ…」
川辺　「それを言われると痛い…とにかく、しばらくはあの娘の面倒も見ないと…やれやれ…」
黒理佐「但し…前回は偶然の産物って所もあるから、うまくいくとは…
　　　　…わかったわよ！　全力を尽くすから、そのＭＰ４０短機関銃はしまいなさい！」
川辺　「そういうおまえも、ルガーＰ０８を、私のこめかみに当てるのはやめなさい…」