乗馬服の優等人類お嬢様

いわゆる乗馬ブーツは、好きなブーツの一つです。
エーグルのブランドなどでで知られているラバー製のブーツも良いのですが、やはり本革の長靴(「ながぐつ」」ではなく「ちょうか」と発音します)はステキですよね。
左の写真で、理佐が履いている長靴は、理佐のお気に入りです。ドイツ産カーフ革を惜しげもなく使い、これをエナメル加工したパテントレザーに仕上げてもらいました。良い素材を、熟練した職人が一つ一つ手作りで仕上げた革長靴は、欧州の乗馬文化の粋を極めたものと言えるでしょう。
当然、お値段も張りますよね。このブーツは一切合切で22万円ほどで購入。一般のブーツに比べても割高に感じられるかもしれませんが、それ以上の履き心地と幸福感を味わえますよ。全ての物の価値がお金で決まるとは思いませんが、本当に良いお品にバーゲンセールが無いのもまた事実。もっとも最近はユーロ安ですので、もう少しお手軽に買えるかもしれませんね。
オーダーメイドのオリジナルなので、「理佐モデル」とも言うべきなのでしょうが、理佐はこのブーツに名前をつけているんですよ。このコは「ブリュン」ちゃん。理佐が大好きな「ブリュンヒルデ」を短縮形にしました(笑)。

こういうタイプのブーツの良い所は、「ロングブーツとの一体感」を存分に味わえること事でしょうね。
着脱が容易ではない事が、その理由の一つに挙げられると思います。普通のロングブーツは着脱を容易にする為にファスナー付が主流ですし、最近は乗馬ブーツも(特に後ろに)ファスナー付が増えてきましたが、この乗馬ブーツは正統派の「プルオン」タイプ。ファスナーは付いておらず、しかも細身で理佐のふくらはぎにぴっちりとシタタイプなので、着脱はけっこう大変なのです。もちろん慣れれば一人で着脱できますが、今回の撮影では、「お履かせ」「お脱がせ」をしてもらいました。
もし理佐の身に何かあっても、ブーツは理佐の膝から下をしっかりと包み込み、守り続けるのです。逆にこの、理佐のプライドを象徴するような輝きを放つブーツに何かあれば、理佐も運命を共にするでしょう。そう、理佐とブーツの「運命共同体感」が味わえるのが、正統派乗馬ブーツの魅力なのです。
また、硬めのしっかりした造りのこのブーツに、だんだんと理佐の体温が移っていくのも、理佐とブーツの「一体感」「運命共同体感」を増幅させていきます。理佐の温もりを湛えたブーツ。少し蒸れたブーツの内部は、カーフ革の良い匂いが充満していることでしょう。ふふふ♪
もう一つ、ブーツの外側のサイドが、他の部分より少し高くなっているのもお気に入りなんです。膝の曲げ伸ばしの自由を確保させながら、少しでも理佐のか弱い脚を覆い、守ろうとしているようで、とても可愛いのです。

そして乗馬服。乗馬服は、理佐にとってもやはり「特別な服」の一つなのです。
乗馬服に身を包むと、理佐はとってもドキドキします。何と言うのでしょう、こう、普段隠されている理佐のカラダを流れる血が、呼び起されていくと言いうのでしょうか。
試合などには黒か紺のショージャケット(競技用の上らん)を着用しますが、今日は赤い乗馬服で、ちょっとキツネ狩りのイメージでキメてみました。赤い乗馬服は、華やかな可愛らしさと、裏腹の小悪魔的な残酷さを持ち合わせているような感じがして、個人的にはお気に入りですね。金色に輝くメタルボタンに、気品と少しの傲慢さをのせて…。ちなみに英国製。「英国には売るものが無い」…と言われますが、いえいえ、乗馬服はやはり英国製でしょう。
ライディングシャツは、普段はスタンドカラーにアスコットタイをするのですが、今日は襟付のブラウスにリボンタイを合わせましたので、お嬢様らしく華やかなイメージですね。

乗馬ズボンは、今日は太もものあたりがゆったりとしたタイプ。ぴっちりとしたブリーチタイプもカッコいいのですが、理佐はこういうジョッパーズパンツふうのがスキかな。純白のジョッパーズパンツと、赤い上らんと黒いブーツの組み合わせは、貴族的でスキなコーデです。余談ですけれど…このジョッパーズの下は、ちゃんとガーターベルト吊りのストッキングを着用。見えない所にもおしゃれに気を使っているのですよ。
黒いパテント革の手袋も特注品。と言うより、あまりパテント革の乗馬手袋ってないですからね(笑)。乗馬用ですか、ちゃんと滑り止めも付いています。その手袋をはめた手には、しなやかな乗馬鞭。理佐はわりと、この長鞭を愛用します。長鞭は一振りしたときの音がステキなんですよね。「ヒュッ」と風を切る音を聞くと、理佐はすごく気持ちが良くなってまいります。

準備万端、鏡の前に立って「乗馬装」をした理佐の姿を見ると、ますます気持ち良くなってきちゃいます。ふふふ…もちろん、興奮してきちゃいますよぉ。理佐は罪深いコですから♪
それと同時に、理佐のカラダを流れる血が、どんどんその激しさを増してきちゃうんです。征服欲とか支配欲とか、理佐のカラダには一部、肉食狩猟民族の血が流れていますから、それも当然なのかと。
「優等人類」を感じさせる乗馬服には、どこか理佐を増長させ、高飛車で傲慢にさせ、他のものを見下させ、奢り高ぶらせる…と同時に、「上品さ」「気高さ」「知的」「洗練」といったキーワードも呼び起させてくれます。

たち振る舞いは大地を支配する帝国の小さな淑女(レディー)。煩いマナーもきちんとこなす、清楚なお嬢様。しかしそれは相手が自分と同じ「優等人種」の場合に限っての事。自分より下等で劣ったもの、自分の属する文明・文化と異なるものに対しては極端なまでの敵意を抱き、冷酷なまでに差別し弾圧する…それはまだ先祖が蛮族だった頃の記、軍事力によって敵を圧倒し、、征服を繰り返してきた好戦的な狩猟民族の血がその肉体を流れいるからなのかもしれません。

そしてもう一つ、心の奥底に、そうして虐げてきた異民族どもにいつか反逆され、やられてしまうのではないか…自分とその華麗な文明と秩序だった社会も、滅ぼされてしまうのではないか…自らの栄華と繁栄が頂点に達するほど、そんな恐怖心にいつも付き纏われているのです…。それが優等人類の悲しくも可愛らしい性なのでしょうね。
と、どこかのお国の人々の、深層心理を抉るかのようなお話? 余計なお世話でしたか…?







「女装少年劇場」 第一弾
〜支配と服従の象徴〜

我ながら、本当にプライドが高くて生意気そうな表情の「お嬢様」に撮れました。

「まあ! おまえ! …誰の許可を得て私のご自慢の乗馬ブーツを見つめているの? もう…なにをグズグズしているの! 早く私の馬をここへ連れていらっしゃい! まったく…ロングブーツを履く事を許されない劣等人類の身分で、ロングブーツ優等人類であるこの私の乗馬服姿を拝めるだなんて、身に余る光栄だとお思いなさいよね…!」なんて台詞が似合いそうでしょう?

「遅いわねえ…なんてお愚図なのかしら。あとで思いっきり鞭でひっぱたいて、拍車でひっかいて、ブーツで踏んづけてやるんだからあ…やだぁ、興奮してきちゃった…ふふふ、『懲罰』って、なんて楽しいのかしら。ああ、ああ神様、罪深い私めをお許し下さい…♪」

しかもこのお嬢様は、本当は男の子…。革エナメルの手袋とブーツ、乗馬服、鞭と拍車といった呪物と、異性装同性愛…さりげないリボンもアクセント。退廃の末期ロングブーツ優等人類帝国(?)を象徴するかのような倒錯の美学を、存分にお楽しみくださいませ。

それにしても…性格悪そうで、我ながらいいですねえ、これ…(笑)


ブーツを履いた理佐 トップへ戻ります





SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送